2016年8月21日日曜日

傷物語 Ⅱ 熱血篇の感想:羽川さんの魅力をこれでもか!てくらい詰め込んだ映画で感謝しかない

 待ちに待った傷物語の第2作『熱血篇』を映画館で見てきました!もう・・・羽川さん、羽川さん・・・羽川さんっっ!って感じの作品でしたね!(※個人の感想です)

予告編ではわからない羽川翼のエピソードが丁寧に描かれた作品
予告編より画像引用
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© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 一人で見にいったおかげで思いっきり堪能できました。カップルで行くとちょっと人目が気になって落ち着かないかもしれませんね(笑)周りに遠慮せずに存分に楽しめました・・・あぁまた見たくなってきたぁ!


 コアな物語ファンの方には『もっと違う感想あるだろ!』と怒られそうですが、かなり遅れて物語シリーズ見始めた新参なので細かい点はご容赦ください。
1作目 鉄血篇の感想はこちら。
傷物語 Ⅰ 鉄血篇 感想 :劇場作品としての気合を感じた! (この頃はまだ化物語しかみてなかったなぁ・・・)
※以下ネタバレありのレビュー&考察となりますのでご了承ください。

密度の高い2作目は、羽川モードにして正解


 ゆったりとした1作目に比べると『熱血編』はテンポ良く69分間密度の高い展開でしたね。ポスターやWebのイメージでは成長したキスショットを前面に出してたじゃないですか。

 だから羽川さんは意外と出ないのかなぁ?と思ったのですが、なんか『予感』がしたので(原作小説は未読です)直前に化物語の『つばさキャット』と『猫物語』を見直して羽川翼モードに気分を盛り上げて鑑賞に臨みました

成長したキスショットは可愛いけど出演自体は少なめ
© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 そしたら、これが大正解。もう羽川翼 篇と言ってもいいくらいフューチャーされた回でしたね・・・Iの『鉄血篇』でも冒頭の名場面が堪能できましたがやっぱり食い足りない感じだったのは確か。

 それが本作『熱血篇』ではメインヒロインたるに相応しい存在感。阿良々木くんが羽川さんに恋しちゃうまでの流れを丁寧に描いていたのが印象的でしたね。アニメ版物語シリーズは、原作では本来2作目であり、物語の起点であるこの『傷物語』という作品ををスキップして延々と続いていたわけですよね。

 『傷物語』を知らなくても当然のように羽川さんの魅力は伝わっていましたけど、本作ではその魅力を最大限に・・・もうこれでもかってくらい・・・つめこんでいますね。あえて最後の公開となった物語シリーズ『前日譚』である本作で総仕上げをしているように感じました。

これでもかという羽川さんの魅力と猫の口


 予告編ではバトルシーンが中心でしたが、本編でこんなに羽川さんとのシーンが多いとは驚きました。二人の会話のシーンははバトルシーンと同じくらいの比重で丁寧に描写してた気がしますね。本当に見入ってしまいました。

 障り猫は当然まだ出てきませんが、本作では羽川さんのすっっごく可愛い猫口がたくさん出てきて・・・もうたまらないですね。個人的には猫耳より猫口の方が何倍も萌えるなぁ・・・今後の展開を暗示するという意味でも印象に残りました。

猫みたいな最高に可愛い口元のシーンがたっぷり
© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 前半の長い二人の対話シーン。阿良々木くんが羽川さんを邪険にするシーンですが、あれ本当に切なくてよかったです。突然ひどいことを言い出す阿良々木くんに対するあの表情。立つ瀬がないような、戸惑いを隠せない、笑顔とも泣き顔とも言えない表情!

 察しのいい羽川さんですから、事情があると分かっていながらも、やっぱりショックを隠しきれないあの感じ・・・なんとかうまく取り繕うとする様子が、見てるだけでこちらも切なくて仕方ないんだけど・・・もう最高でした。

いつものポーズで楽しく話してたのに・・・
© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 しかし猫物語(黒)とかでの『なんでもするから誰にも言わないで・・・』もそうだったけど、彼女は本当に人の嗜虐心を凄まじく刺激しますね。心を『もぎゅっ』と掴まれるようです(笑)

白さとイノセントな積極性


 中盤の阿良々木くんの着替えのシーンもよかったですよね。成長して眠っているキスショットの傍で羽川さんの積極的な感じが意外というか、純粋に阿良々木くんのガタイの変化に興味を持っているようでもあり、それを口実にしたボディータッチのようでもあり・・・このシーンも猫口が多かった気がするし本当にときめきますなぁ・・・

吸血鬼になった体の変化に興味を持つ羽川さん
微妙な心持ちが楽しいシーン
© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 要領よく着替えを用意して促したりするところが、個人的には彼女がのちに問題となる『白さ』であり『イノセントすぎる性格』をちょっと暗示しているような気がしましたね。そういえば猫物語(白)でハンターのエピソードに再会した時、彼に『普通になったな』と言われてたけど、この理由は次回でわかるのだろうか、それとも猫に取り憑かれる前の羽川さんがより白いからだろうか・・・。

 その後に、1の鉄血篇で買っていたHな本がバレるシーンは笑ってしまいました。おもわず声出ちゃったんだけど、周りの人はみんな無言だったのは原作読んで知ってたからかなぁ・・・ちょっと恥ずかしかった。

 でも1と違って物語シリーズらしいデフォルメした笑いのシーンが結構ありましたね。シネスコの大画面で見ると不思議な感じもしますけどやっぱり物語シリーズっぽくていいですね。


三つ編みのように『舞う』美しい・・・!


 そして2人目のハンター『エピソード』との戦闘に巻き込まれる羽川さんのシーン。死にかけるとはいえ、まさかあんな風に露骨に描写されるなんて思いませんでした。

予告ではわからない露骨な描写に驚いた
© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 原作を読んでないんだけどあんな風に描写されているのかな?本来グロテスクになるようなシーンなのに、自分は正直美しく感じてしまって、羽川さんって何もかもキレイなんだなぁ・・・って。まるで風にたなびくお下げ髪のようにたなびく腸を眺めてしまいました。(その夜、謎の腹痛に苦しめられたのは呪いだったのか・・・)

 ところであの時、羽川さんが『阿良々木くん、うるさい・・・』って感じの台詞を呟いた気がするんだけど、あれはどういう意味なんでしょうね。『この辛い時に大きい声ださないで』って意味なのか、『そんなに取り乱すほどの事じゃないでしょ』って事なのか・・・それとも別の意味なのか。

想定外のプレゼントに衝撃


 そして最大の衝撃シーン(笑)は草原でのシーンでしたね。阿良々木くんにまさかアレを渡すとは・・・ちょっと想定外だったので衝撃大きかったです。もう渡す前から『えっ!えっ!』って感じで、見てる方も心をぎゅっとつかまれちゃいますね。(その前のシーンもすごかったけど)

見てる方も取り乱して記憶が定かではない・・・
© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 羽川さんとしては(自覚が薄いとはいえ)命の恩人である阿良々木くんへの恩返しも含めた『エール』だったのかな?『返して』って言ってたしね。でも羽川さんにあんなことされて恋に落ちない男はいない・・・と思うんだけど。

 猫物語(黒)で、阿良々木くんが羽川さんに対する自分の気持ちが『』かどうか月火ちゃんに聞いていたけど、このシーンを見ちゃうと確かに『自分は何が原因でときめいちゃってるんだろう』と考えちゃうのも無理はないか(笑)って思いました。

過剰な献身性が呼び起こす気持ち


 それにしても羽川さんの阿良々木くんに対する献身性というのは、たしかに彼が引いちゃうくらいの踏み込み具合で、その過剰さがこちらの心も不安定にさせてしまいます。

 しかも非常に賢くて人生経験もある女性が・・・てのが尚更で。まあそれが、後に明かされる彼女の白さゆえのものとしても、見るものとしてはなんか冷静でいられない気持ちにさせちゃうんですよね。

過剰な献身性は見ているものを不安定にする
© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 それだけに、阿良々木くんが羽川さんじゃなくて戦場ヶ原さんを選んでしまうという現実にものすごい心をかき乱されるものがあるんだよなぁ。

 ここさけ』では失恋をポジティブに捉えていた自分だけど、羽川さんについてはすんなり納得はできない。やっぱり彼女は報われなきゃおかしい・・・って思ってしまう。それもこの過剰な献身性があるからなんだろうなぁ・・・と、思うんですよね。

別格のメガネキャラ


 しかし改めて、羽川さんって数ある眼鏡キャラの中でもやっぱり別格だなぁ・・・まあ眼鏡絶対主義者ではないので、羽川さんがコンタクトにしても怒りはしなかったですけどね。

 とはいえ眼鏡キャラとしての羽川さんをこのシネスコサイズのスクリーンで堪能できることの喜び。もうそれだけで劇場版にしていただいたことに感謝したいんですよね。シネスコを有効に使った構図も多くて、本当に贅沢なもの見たという気がします。

3作目への期待とやっぱり劇場で見たい作品


 いやぁ、羽川さんの事ばっかり書きましたが、もちろんドラマツルギーとのバトルシーンも素晴らしかったですし、1作目同様にTVとは違う構図やスピード感のある絵作もよかったです。

バトルシーンも素晴らしいが、このシーンだけは笑ってしまった。
手抜きではないんだろうけどしつこい!
© 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

 1作目に比べると内容も濃いので物足りなさはありませんが、3部作の2作目ですからね、3本完成してから一気に鑑賞するのもいいかと思います。でもそうは言ってもフルサイズのシネスコスクリーンで見る映像は代えがたい魅力がありますね。

 本作は是非また映画館で見たいと思わさせる作品でした。ちょっと忘れちゃってるシーンもあるしね。ただ、きわどいシーンをみんなで見る感覚ってのはやっぱり独特のものがありますね(笑)1作目でで経験済みとはいえ、知り合い同士だとちょっとはずかしいかも・・・。

 しかし原作未読者としては3作目の『冷血篇』はどうなるんだろう・・・と、期待と不安が入り混じります。というか、原作の評判が良いのは知ってるので不安はありませんけどね(笑)

 3作目は阿良々木くんとキスショットの話が中心になるのかなぁ・・・と思いつつも、羽川さんは今後どう関わってくるのか?正直よくわかりません。むちゃくちゃ楽しみな来年の1月。本当に楽しみです!

 その前にもう一度見て追記補足できたらいいなぁ。
1作目 鉄血篇の感想はこちら。
傷物語 Ⅰ 鉄血篇 感想 :劇場作品としての気合を感じた! 
原作:西尾維新(講談社BOX)
総監督:新房昭之/監督:尾石達也
キャラクターデザイン:渡辺明夫 守岡英行
アニメーション制作:シャフト

傷物語 公式サイト
http://www.kizumonogatari-movie.com

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