2018年1月7日日曜日

映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me- 感想:幸せと悲しさと・・・ファン必見の劇場版!

 待ちに待った『中二病』の新作劇場版。『映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-』を見てきました!

 完全に中二病・京アニファン向けって割り切ってましたね。一見さんお断り』って感じだけど(笑)逆にファンとしては最高に楽しかったですね(※)

 笑い所が満載だけどファン以外の人には全くわからないかも。でもその割り切りが素晴らしい!素直な気持ちで楽しみたいファンムービーでした。

追記:コメントやTwitterでTV版未見でも内容把握できて感動した!とのご意見をたくさんいただきました!劇場版を楽しんで後からTV版みても全然大丈夫です!
映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-
本予告より画像引用
当ブログの画像引用について
© 虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

 そしてラストは幸せ感いっぱい!・・・でもね、ああ・・・これって、もしかして。やっぱり・・・『完結編なのかなぁ』って思ったら、幸せと寂しさのないまぜになった気持ちでエンディングは涙が止まりませんでした。

 TV1期から見ているファンとしては本当にキレイに着地してくれた作品でした。前作の劇場版総集編は正直ちょっと微妙でしたからね。オリジナル劇場版の制作が発表された時の喜び!お祭り気分で公開日を待っていました。

 喜びと楽しさと幸せをくれて、そして最後は・・・完結してしまった寂しさを感じた涙だったような気がします。何年も見てきた作品の最終回を見た感覚ですね。

 『境界の彼方』でも感じたけど、こういうやり方って作品とファンと大事にしてくれてる気がして本当に嬉しいです。

※次章よりネタバレありのレビューとなります。
 未見の方はご注意ください(最終章へジャンプ
 初見の感想なので間違ってたらゴメンなさい!


中二病らしい展開だけど意外にも・・・


 ストーリーは花田脚本らしい展開でしたね。とはいえ、さらに深めの『シリアス展開』くるかなぁ?って期待するところもあったんですが(笑)まあ、このくらいの方がいいですかね。あまり奇をてらわない感じで。
本作一番の名言『行きたいな、かけおち』
劇場で見ても最高だった(笑)
前半は徹底的なコメディーファンムービー
© 虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

 コメディー要素をたっぷり散りばめながらも、しっかり六花の葛藤が表現されていて良かったです。個人的にはもっときつくてもOKなんですけどね。でも1期のシリアス展開ではかなり拒絶反応もありましたからね。ちょうど良い塩梅かな?

 逆に意外だったのはお色気シーン的なところかな。TV版では意外とそういうのなかった気がするんですよね。1期の名シーン『勇太の匂いがする・・・』はインパクトあったけど間接的な表現でしたね。

 今回はわりと直接的な表現が多くて、コメディー絡めているとはいえちょっとびっくりしました。

 ラブホのシーンなんかかなり笑いましたが。東京のホテルの着替えのシーンとかも唐突で・・・結構すごかったですよね。良かったけど(笑)

すごく良かったWエンディング


 今回、特に好きだったのはエンディング!あれは『Wエンディング』っていう感じですかね?『動と静』という感じでグッと盛り上げてからの静かな終わり方・・・最高でした!

 ラストに1期OP挿入はまったく想定外で感動しました。しかも個人的に大好物な『楽曲に芝居を重ねてくる構成』!

 楽曲まるまる使った長時間エピローグ。本当に良かったです!

 十花さんのあの展開は想像してませんでしたが(笑)オールスター勢揃いって感じで本当に大団円でしたね。そこからの静かなエンディング曲がすごく感動的でした。
予告編での楽曲の使い方はすごく良かったので
OPでいきなり使われた時は総集編の悪夢がよぎった(笑)
© 虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

 OPもキレイで良かったのですがZAQさんの『JOURNEY』が流れたので、『あれ?EDはどうなるのかな・・・』と正直不安だったんですが(笑)これなら納得です。

Take On Meの意味


 ラストシーンで六花がブーケを受け取ろうと飛び出すシーン。てっきり勇太も助けに飛び出すかと思ったんですけどね。TVシリーズだと仲間と一緒とか一人じゃないラストだったじゃないですか。

 ラストが六花一人になっているのは、やっぱり彼女が自分のアイデンティティをしっかり掴んだってことなのかな。自分で幸せを掴みに行けるって象徴のように感じてしまいました
勇太に助けられながらも
六花が自分で選び掴み取る物語
© 虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

 『Take On Me』の意味って調べたら『私を受け入れて』って意味らしいですね。直接的には『勇太に受け入れてもらう』ってことなんだろうけど、同時に『受け入れてもらう自分とはなにか?』を見つける旅だったのかな。

 邪王真眼を失ったとして『残った自分』に何があるのか。あの『指輪が力を吸い取っていく』という表現はすごくいいですよね。

 恋によって変わってしまう自分に怯える六花の気持ち。それを予感して六花は勇太に指輪をつけてもらうのを拒否したのだろうか。

七宮には幸せになってもらいたいな


 中二病を失う事を恐れる六花。彼女が中二病を勇太との絆だと思っているのがすごく良いんだけど、逆に言うと七宮って『勇太との絆』を大事にするあまり過去に生きてるって事にならないのかな。
いつも明るく協力的な七宮
でも彼女の心の屈折を考えるとつらい
© 虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

 七宮が自分の足の指をさすりながら話すシーンがあったけど、あの時の七宮がなんだかすごく印象深いんですよね

 本人は割り切って納得しているようだけど、なんだか大人ぶってるだけのような気もするね。まどマギのさやかちゃんとか、ユーフォのあすか先輩と重なってしまう。この作品で一番複雑なキャラクターは七宮じゃないかな。

 それにしても今回も七宮はちょっと悲しい役回り。くみん先輩は七宮を否定したわけじゃないけどさ・・・やっぱりね。

 中二病でも恋ができるなら・・・・諦めた七宮の立場は?って考えるとつらいですね。個人的に七宮はとても好きなので・・・闇堕ちせずに幸せになってもらいたいですね。(あ〜2期ちょっと見直したくなってきた)

 それにしてもくみん先輩、要所でしっかり活躍してくれますね。さすがだ。あと一色君の登場シーンは本当に笑いました。

ちらっと見えた将来の姿


 そういえば微妙にキャラデザイン変わってましたかね?

 六花が少しだけ大人っぽく描かれていたように感じました。気のせいかな?デコちゃんはもちろんですが他のキャラもちょっとだけ変わってたのような気がします。

 それにしても勇太の妄想で見えた将来の姿、良かったなぁ。デコちゃんが美人で笑っちゃったけど。パンフ買ってないけど載ってるのかな?

 次回の鑑賞では目に焼き付けておきたいですね。

京アニ聖地巡礼、境界の彼方は?


 今回は京アニの聖地巡礼といった仕掛けが楽しかったですね。Twitterで見たけどハルヒの舞台も出てたんですね。恥ずかしながら気づかなかった(泣)
予告で話題になった『たまや』
デラちゃん人形も出てきたね
© 虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

 あと、エンディングに『境界の彼方 製作委員会』のクレジットがあったけど、境界の舞台も出てきました?キャラなのかな?気づかなかったんだよなぁ。

 ロケ地とか全然詳しくなくって。自分なんてファンとしてまだまだだなぁ・・・と痛感です(笑)


劇場版をやってくれる嬉しさ


 今回は珍しく特典につられて前売券を買ってしまいました(笑)

 初回は良い席を指定したかったので前売券使いませんでした。だから『1度見れば十分』って作品だったらどうしよう・・・なんて心配してましたが杞憂でしたね。

 まあ、もちろんファンムービーなので『独立した感動作』ってわけじゃないですけどね。そういった作品とは同列に語れないのは確かです。

 ただ、こうやってテレビシリーズを一旦完結させながら、しばらく経ってから劇場版で改めて締めてくれるのは個人的にとても好きです。

 京アニだと『境界の彼方 過去/未来篇』とか『たまこラブストーリー』もすごくよかったですね。映画だからこそ可能な構成ってあると思います。
上映冒頭のフォトセッション(1週目)
知ってたけど忘れて電源入れなおすのに焦ってしまった(笑)
© 虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

 特に中二病では、前回の劇場版総集編だけで終わってしまうのが本当にもったいないと思っていて、ぜひオリジナルの劇場版をやってほしいと熱望していました。

 だから発表された時は本当にうれしかったですね。公開までは死ねないなぁって(笑)忙しい生活の張りになるというか・・・まあ作っている人は大変でしょうけど。

 この作品はファン以外の人にはかなり厳しい作品なので、単体で見るのはお勧めできませんけどね。でも中途半端にせず、あえてファン向けに割り切って作った良さがありますね。(でも本編未見の人は予断なく見られて逆に面白いかな?感想聞いてみたいですね)

※追記:京アニ作品に親しんでいる方なら未見でも結構大丈夫みたいです!

 そういう意味でもとっても贅沢ですね。こういう作品を映画館で鑑賞できる幸せをかみしめて、また見に行きたいと思います!

『中二病でも恋がしたい』 公式サイト
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