2015年3月3日火曜日

機動戦士 ガンダム THE ORIGIN I アニメ版 映画 感想:涙を抑える事ができない傑作


 まさか、ここまで感動してしまうとは・・・1時間だったので完全に甘く見てました。途中何度も涙を抑える事が出来ませんでした。本当に良かったです。1stガンダムが好きな40代には、もう絶対にお勧めの作品。劇場鑑賞の本編レビューです。
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※基本的に予告編/冒頭映像を越えたネタバレはありませんが心配な方はご注意下さい。

よくできた予告編



 
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」第1話 90秒予告第2弾 [HD] [PlayStation®Store]
 PlayStation Japan(公式) (C)創通・サンライズ

 ガンダム THE ORIGINのアニメ版が出来るという話は聞いていたのですがすっかり忘却していました。思い出させてくれたのが予告編

 劇場版サイコパスを見に行ったときに、上記の予告編がやっていたんですよね。この予告編は出来が良く、大画面と大音量で見るととても印象的で・・・見たいっ!と思ってしまいました。

 1stガンダム世代ですが、はっきり言ってマニア度は高くない自分。もちろんTVシリーズは見ましたしガンプラも作りました。でも、ガンダムオリジンは名前は知ってても原作は読んだ事がありませんでした。もう完結しているんですね!


冒頭7分映像は見てもOK



機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル 冒頭7分映像 
BandaiChannel(公式) (C)創通・サンライズ

 この公式に公開されている、冒頭7分映像。62分しかないのに7分公開って大丈夫か?と思いましたが、結論から言えば視聴しても何の問題もありません。映画館の場合はむしろ見てから行った方が良いかも。

 というのも、冒頭の戦闘シーンは本編とは直接関わりのない将来のシーン。いわゆるアバンタイトルアニメーションです。

 なにしろ、本作は戦前の話なので当然モビルスーツが完成していません。ガンダムなのにモビルスーツの戦闘シーンがないのはあんまりなので、冒頭に入れたのは正解だと思います。

 あと、ジオン・ズム・ダイクン氏がイメージと違って結構いっちゃってる感じに描かれているのでそれに慣れておくのも良いかもしれないと思いました。

 でもガンダムで人間ドラマ・・・なんていうと退屈そうに聞こえますが、そんなことないんです!

劇場はすごい混雑!熱気!


 劇場へ見に行こうと決めたのは良いけど、本編62分と知ってちょっと短いなぁ〜と行く気がそがれたのは事実です。

 でも折角予定も空けていたので、土曜の午前中にムービックスさいたまへ。予約時に結構埋まっていたのである程度想像はしていましたが・・・想像以上の大混雑!

 増設された物販コーナーの行列が劇場の外まで続いているのは想定内でしたが、普通に見る人だけでもすごい人混み。物販の列と、映画入場の列だけでフロアがぎゅうぎゅう詰め状態。

 ここまで混雑するムービックスさいたまは初めてでした。熱気が充満していてまさにイベント。親子連れから比較的若い世代まで、ガンダム人気は根強いなと改めて感じましたね。

全世代に受け入れられる絶妙な映像・設定


 予告編を見てわかる通り、キャラクターなどの映像は昔のアニメの雰囲気を上手に残しています。映像はキレイなんだけどキレイすぎない、1stガンダムのイメージを壊さずに現代的に表現しています。だから違和感もないけど古くささも感じません。

 この辺りの絶妙な設定がすごいなぁと感心しました。さらにキャラ設定も昔の雰囲気をギリギリ壊さない程度に現代的になっています。これが、昔のファンも若い人にも受け入れられる絶妙のライン!

 若い世代からみて、確かに今のアニメと違いは感じるでしょうが、『古いアニメ』だとは思わないと思います。現に、上映後に中学生位の男子がお父さんに『すっごい面白かった』と話しているのを聞いて微笑ましい気分になりました。

でもやっぱり1stを知っている世代には感動


 でもやっぱり一番楽しめるのは、1stガンダムを知っている世代だと思います。
今作でなぜ涙が止まらなかったか。それはもう四半世紀以上熟成された思い出が引っ張りだされるからでしょう。

 本編全体からにじみ出る1年戦争前の雰囲気。テロなどで不安な時代とはいえ、まだ戦前の、疲れ果てていない平和な時代の空気感を感じるのです。これも、あの1stガンダムの殺伐とした雰囲気を知っているからこその味わい。

 見ている最中は、その懐かしさと違和感の入り交じった不思議な気分が、スターウォーズ エピソード1を連想させましたね。でも世代的にはガンダムオリジンの方が一層強く感じる事が出来たと思います。


アルテイシアの可愛さと・・・


 特筆すべきは、アルテイシア(セイラさん)がカワイイ!とにかく可愛いと聞いてはいたけど、本当に素晴らしいキャラ設定。なんて書くと単に萌え系と思われそうですがそうじゃないんです!

表情豊かで可愛らしいアルテイシア(セイラさん)
 (C)創通・サンライズ
BandaiChannel 機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ青い瞳のキャスバル冒頭7分映像より 

 とにかくアルテイシアの可愛さというのは本編では非常に重要だと思うんですよね。あのセイラさんが幼い頃ってこんな感じだったかもなぁ・・・と全く違和感がない

 それと同時に、ああ、この天真爛漫な子が色々哀しみを乗り越えてあのセイラさんになって行くんだ・・・と思うと涙が止まらない訳です。

そして意外な登場人物


 そしてアルテイシアと同じくらい大切なキャラクター、ランバ・ラル。ランバ・ラルが1st時に35歳設定だっていうのも改めて驚きなんですが・・・本当に良かったです。

 なにか直接に感動的なことをする訳じゃないんですが、ランバ・ラルやハモンさんの事を知っていれば涙が止まらないはずです。ランバ・ラルと言われてぼんやり思い出せる程度の自分ですら感動するのですから、思い入れの強い人はヤバイでしょう。

 忘れている人はランバ・ラルハモンさん、タチ中尉の事くらいはさらっと復習してから見ると楽しめると思います。(ORIGINのネタバレも含まれるので読みすぎない方がいいですが)

もちろんキャスバルも


 もちろんキャスバル(シャア)も見所が多いです。父への複雑な思いというものも良く描けていますし、なんと言っても初めての戦闘シーン・・・。

 どうしたってアムロが初めてガンダムに乗る時のシーンを連想してしまいますよ。詳しくは書きませんが、はっきり言って込み上げるものがありました。

 キャスバルのシーンもそうなんですが、すべて1stの思い出が引っ張りだされて込み上げてきちゃうんですよね。ライトなファンの自分が言うのも口幅ったいですけどね。マニアでなくてもここまで感動できるってすごいですね。

 細かい所を言えば、政治的な描き方が少し単純化しすぎかなぁと思ったりもしますが些末な事です。全体的には僅か1時間余にここまで盛り込めるかと驚愕するばかりです。

 劇場版は2週間限定公開だそうですが、大画面に映える映像ですので是非映画館か、BDで大画面での視聴お勧めします。ブルーレイも同時発売、iTunesやPlayStation®Storeで同時配信だそうです。


【追記】2作目・3作目の感想も書きました。よかったら読んでください。
【関連】機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起 映画 感想 :3作目の『ガンダムらしさ』とは何か?
【関連】機動戦士ガンダム THE ORIGIN II アニメ版 2 映画の感想:ちょっと地味だけど見逃せないお祭り


 機動戦士 ガンダム THE ORIGIN 公式サイト
http://www.gundam-the-origin.net

漫画原作・総監督/安彦良和
監督/今西隆志
キャラクターデザイン/安彦良和、ことぶきつかさ
脚本/隅沢克之
総作画監督/西村博之
アバンアニメーション 絵コンテ・演出/板野一郎

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