2015年11月8日日曜日

心が叫びたがってるんだ。3度目の感想 ここさけ:歌詞とセリフの繋がりに驚き、星空に感動!


 『ここさけ』、すごいですね。結局4回目を見に行ってしまいました。さすがに4回目となると、もう感動も薄れるかなぁ思ったんですけど・・・甘かったです。前回とはまた違ったところで泣かされてしまって。なんか本当にすごいなぁ・・・この作品は。

先着77万名に配布される劇中ミュージカルのパンフレット
それは単なる記念品を超えた、映画を一層理解するためのアイテムだった

『 心が叫びたがってるんだ。』入場特典 より
 © KOKOSAKE PROJECT (当ブログの画像引用について



 もう2回レビュー記事を書いていますので、感想も書き切ったと思ったのですが、まだ書き足りないことが出てしまいました。しつこいですが再々度の感想です。

 ※『映画 心が叫びたがってるんだ。』の3回目のレビューとなります。ネタバレありますのでご注意ください。初見/2・3回目のレビューはこちら。
(1回目)映画 心が叫びたがってるんだ。 感想 :あの花にイマイチ感動できなかった人に勧めたい恋愛の名作 - アニメとスピーカーと‥
(2・3回目)「心が叫びたがってるんだ。」ここさけ 2度目の感想 :どうしても絶賛してしまうラブストーリー - アニメとスピーカーと‥

4回目で初めて理解できた!クライマックスのセリフ・・・


最終章の歌詞はクライマックスのセリフに繋がっていた
『 心が叫びたがってるんだ。』入場特典 最終章 より
 © KOKOSAKE PROJECT 

 クライマックスのラブホのシーン。錯乱気味に叫ぶにむかって、拓実が『成瀬順!』とフルネームを叫び、我にかえる順。

 その後、順も拓実に『私、まだ君の名前を呼んでいない』と言い、拓実は『呼んでくれ・・』と言って、順が何度も『坂上拓実』と名を呼びます。

 このシーン何度も感動してたんですが・・・恥ずかしながら本当の意味がわかってませんでした・・・。
 あなたの名前呼ぶよ 優しいあなたの名前呼ぶよ
 映画 心が叫び違ってるんだ。『青春の向こう脛』最終章より© KOKOSAKE PROJECT

 ミュージカルの歌詞だったんですね!前回までは泣いててあまり耳に入ってこなかったミュージカルの歌詞。4回目となるとしっかり聞くことができます。

 1ヶ月間、何度も練習して作り上げてきたミュージカル。この歌詞だって何度も繰り返し歌ってきたはず。だからこそ、とっさに出てきた『成瀬順!』と『私、まだ君の名前を呼んでいない』の組み合わせ・・・。

 この歌詞とセリフが、ようやく頭の中で繋がった時、これまでにない感動で涙が止まりませんでした。ああ俺、何で気付かなかったんだろう・・・3回目まであんなに感動してたくせにね。本当、節穴だよなぁ・・・(笑)

※セリフは聞き憶えなので・・・違ってたらご指摘ください!

ミュージカルのパンフレット

『 心が叫びたがってるんだ。』入場特典 第5章 より
 © KOKOSAKE PROJECT 

 というか、ミュージカルのパンフレットを77万枚も配布していたのはそういう意味だったんですね・・・単なるオマケじゃない。これを読むことでより一層作品を深く理解できることにようやく気がつきました。

 感動した歌詞といえば、順が戻って初めて歌う第5章・・・。

わたしの声 消えたこと みんな喜んだ
みんなわたしの言葉を 嫌ってるから
映画 心が叫びたがってるんだ。『青春の向こう脛』第5章より © KOKOSAKE PROJECT

 もうこれね・・・本当に涙が止まらない。順のお母さんも泣いてたけど、俺の方がもっと泣いてたよ。なんか前回までは、この辺は感動で頭がいっぱいで、細かい歌詞までしっかり聴けてなかったんだなぁ。

 そんなことも理解しないで、今まで語ってたのかよ!って言われると赤面ですね・・・アハハ。

 もう3回見れば十分だろう!と理性では思っていたんです。でも、なぜか物足りなくて・・・4回目を見に行ってしまったのですが、本当に良かったです。自分の深層心理では『まだ十分読み取れてない!』って無意識に感じてたのかもしれませんね。 

印象的な星空の美しさ


 もう一つ、これはぜひ言っておきたいことがありました。この作品って星空がすっごくキレイじゃないですか?

星空の美しさが印象的。冬の大三角の一部かな?
特報映像2より  © KOKOSAKE PROJECT 

 個人的に天文関係も趣味にしているので、子供の頃から空を見上げることが多いのですが、ここさけの夜空の描き方ってすごいリアル。かつ、とっても気持ちの良い星空なんですよね。

 リアルと言っても星の配置まで正確に描かれているというわけではないと思いますが、明るい星と微光星のバランスがすごく良いです。光害の少ない暗い空で見える、ちょっとザラついた星空の感じがすごく良く表現されていますね。

 きっとロケハンとかで見たんでしょうね・・・実際に見る星空の印象に近くて(もちろん、街の付近はこれほどキレイじゃないだろうけど)すごいなぁ・・・と思っていました。

 最近の作品だと、伊藤計劃の映画『屍者の帝国』の星空がキレイだと話題になりましたが、個人的にはこちらの方がよりナチュラルで心に沁みました。印象深いシーンに星空が描かれるので一層強く心に響きました

名実ともに名作となって・・・


 さすがに3回のレビューは我ながらしつこいと思いますが、それほど書きたくなる作品、感動を口にしたくなる作品でした。11月に10億円突破とのことで、オリジナルアニメ作品としては史上4番目の快挙だそうです。
『ここさけ』興収10億円突破!ジブリ&大友克洋&細田守に次ぐ史上4番目 - cinemacafe
別に自分の手柄でもなんでもないけど、なんだかとっても嬉しいですね!名実ともに名作となった『心が叫びたがってるんだ。』。今、この作品に出会えて本当に良かったです。
映画『心が叫びたがってるんだ。』公式サイト
オリジナルアニメ作品/119分
監督:長井龍雪/脚本:岡田麿里/制作:A-1 Pictures

他の『アニメ』の記事を読む
『スピーカー』『オーディオ・ビデオ』『備忘録・Mac・その他』『生活』
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4 件のコメント:

  1. はじめまして!

    私は、あの花もここさけも、自分の地元秩父が舞台だからという理由でみた者です。あの花でもかなり秩父の景色が使われていたのですが、ここさけでも思ったより使われていて感動しました。

    星空ですが、秩父は街中でも夜はあまり明るくないためけっこうきれいにみえます!!!秩父は電車で東京から最短80分くらいで着くのですが、東京からの距離のわりにすごい田舎なんです。笑
    なので、東京との星空のギャップはたしかにあるなあと、そしてロケハンでそれをみたら映像にしたくなるかもなあとこの記事を読んで思いました。


    長々コメントしてしまいすみませんでした。これからも更新頑張ってください!

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    1. コメントありがとうございます!
      秩父の現地情報ありがとうございます。私も埼玉の田舎ですが山のない地域なので遠くの明かりも影響を受けるんですよね。秩父や山に囲まれているので影響を受けにくいんですね。
      この作品のスタッフは秩父へのロケハンは、それこそ昼夜問わずやったでしょうから、星空も印象的だったと想像できますね。単に再現するだけじゃなくて、ストーリー上でもすごく効果的に使われていると思いました。
      丁寧なコメントいただけて励みになります、ありがとうございました!

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  2. はじめまして!自分もここさけなんの情報も仕入れないで初日に見に行って見事にハマって昨日12回目見てきました!入場者特典もコンプしております(笑)ミュージカルのパンフレットも12枚あります。

    ご迷惑かもしれないですけど自分の気づいた小ネタをいくつか紹介させてもらいます。
    最初のアスファルトの上で桜の花びらが舞うシーンの中央に玉子の妖精?の影が写ってます。

    パパがラブホから出てきて馬のシーンのあと車が道路に出る場面の画面右上カーブミラーの上に あの花の吊り橋?が写ってます。以降子供の順が玉子の妖精と初めて話す時、横からの視点の時 画面左上にもぼんやりと吊り橋が写ってます。

    大樹も、いつから順の事を意識し始めたのか見てみると最初から最後まで大樹が揉めたり問題起こすと結果的に順が止めている状態です。運営委員に選ばれて先生に詰め寄ろうとした時、ふれ高の出し物を決めるホームルームで順に難癖つけて拓実と三嶋が取っ組み合いになった時(個人的にココで順を意識し始めたと感じました)、ファミレスで山路に消えろと言われた時(ココで順に恩を感じ、更に意識する)、病院で順と母親のやり取り(初めて人に謝る、母親と確執を知る)、山路、三嶋に頭下げて仕切り直し(自分の今までの身勝手な行動を謝罪して人の役に立とうと改める)、順に謝罪して運営委員に参加(順に許してもらえて頬を染めるシーンがあるのでココで完璧惚れる)、ホームルームで自ら取り仕切る(クラスメートの前でも反省、順を擁護、キレそうになるけど拓実、菜月のフォローで冷静になり決定まで司会をする)、屋上で4人で昼ご飯(菜月、大樹は順と拓実が両想いと感じる)、拓実の家に集まった時(防音室で拓実と二人の時、菜月の話をして拓実の気持ちを確認しようとするが相沢達が来て確認出来ずに舌打ち)、順と二人で歩いて帰る(順に自分の事をどう思っているか確認、思ったより悪くはなくて2度目の頬染め、ただ恋愛対象でもない事も自覚)……あとは分かり易いですし長くなりましたので省きます。

    個人的な感想ですけど、ここさけは話の積み重ねがとても上手いと感じました。
    もし機会がありましたらコミック版も読んでみてください。劇場版ではサラッとあった拓実の家の話、拓実と菜月の中学時代の拓実視点、菜月視点の話、大樹が序盤イライラしている理由などがわかります。正直コミック版の補完もあったので12回見に行くことが出来たと思ってます!

    長々失礼いたしました。

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    1. 12回!す、すごいですね。でも気持ちはわかります。
      本当にたくさんの情報ありがとうございます!全然気づかなかったところもあり嬉しいです。吊り橋や影なんてさすが沢山見ているだけありますね。

      私なんてまだ4回だけですが(笑い)何度か見ると、やっぱり大樹の心の動きに注目してしまいますね。本当に何度も見る価値ある作品、見るたび深く理解できる作品だなぁと思いました。

      コミック版はかなり気になって来てました。コミック読んで、再度見に行きたくなりますね。(奥さんに呆れられそうですが・・・)
      ありがとうございました!

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