2016年11月19日土曜日

映画『この世界の片隅に』 感想:メンタルの危機をきんモザに救われた。

※モバイル画面です。PCの場合は文末の『ウェブバージョン』をクリックしてください。
 映画『この世界の片隅に』を見てきました。

 本当に名作中の名作として語り継がれる作品になるんだろうなと思いました。片渕須直 監督の事はよく知りませんでしたが、クラウドファウンディングで応援した皆さんには敬意を表したいです。

全編美しい水彩調の映像で表現される作品
2016年はアニメ映画界において歴史的な年かもしれない
本予告より画像引用(当ブログの画像引用について
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 2016年がアニメ映画界において特別な年であることを象徴する作品でした。それぞれ個性があるので優劣はつけられませんが、本作は本当に観るべき価値のある作品だと思います。

 でもですね、それを前提にした上で、ど〜うしても言いたい事があります・・・それは・・・感動しやすい人はマジで注意してねっ!って事。

※予告編以上の重大なネタバレはないレビューです。

感動屋さんはメンタルケアに注意!


 もうね・・・超絶メンタルにきちゃいましたよ・・・半端ないです。みんな同じかと思ったけどTwitter見たら意外にヤられてない人多いみたいでビックリしました。まあ、感じ方はそれぞれですからね。

『この世界の片隅に』本予告(公式配信)
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 ちょっとメンタル弱い・・・というか、共感性や感受性が過剰気味な人ね。すぐ感情移入して感動しちゃう人は身構えた方が良いです。

 例えば、映画『聲の形』を観たあと軽く寝込んじゃうようなメンタルの人・・・まぁ自分がそうなんですが・・・『この世界の片隅に』はあまりに感情を揺さぶられすぎて本当にヤバかったです。『聲の形』が癒し系に感じるくらいですよ。

 誤解して欲しくないのは過激描写で見せる作品じゃないので、子供に危険とかじゃないんですよね。むしろ退屈になっちゃう子もいるかもしれないです。大人の方が心に響くという事で。

(補足)あくまで一部の人であって、多くの方にとっては特に身構える作品ではありません。コメント頂けた下記の『もあい様』のような感想もとても多い作品です。本当に見る人によって感じ方の違う作品だなぁと思います。
私は鑑賞後晴れやかというか穏やかな気持ちで映画館を後にすることができたので、katoさんの感想やコメント欄を拝見し「私は本当にこの人達と同じ映画を見たのか……?」と少々戸惑っています(笑) - もあい様のコメントより引用

『日常系』じゃないってば・・・


 でもちょっとビックリしたのは、この作品を『日常系』と評する意見がある事ですね。ましてや『日常系萌えアニメ』とする方もいらっしゃったりして。
『「戦争もの」「太平洋戦争末期のお話」「広島にほど近い呉が舞台」という先入観はことごとく崩されてしまった。これは「萌えアニメ」だ。それも日常系萌えアニメである。』狐の王国 より引用 (※)

 ここで言葉尻の批判をしたいわけじゃないんですよ。『日常系』っていうのも言葉のアヤなのは理解しています。個人的には、本作は『日常を描いた作品』であって『日常系萌えアニメ』ではないと思いますけどね。別に撤回してほしいと言いたいわけじゃないです。(言葉についての意見は文末で)

 ただ、私が言いたいのは、この作品は一部の人に対してはかなり精神的な衝撃が大きいので注意してほしいという事です。日常系+αみたいな表現はちょっとミスリードを誘うのではないかと心配するのです。

 まぁ、自分みたいにちょっと極端な反応する人はわずかかもしれませんけどね・・・自分は子供のいない夫婦なのでストーリー的に直撃弾だったのかもしれないし。

 いずれにせよ、見るのにちょっと覚悟が必要な人がいる。感動しやすい自覚のある人はちょっと注意してほしいです。でも、それでも、心に痛みを感じるかもしれないけど、そのリスクを冒しても本当に見る価値のある作品だと思います。

※狐の王国のKoshianX氏よりブックマークコメントいただきました。

痛みは癒えていないけど・・・


 今回、映画のストーリーに踏み込んだ感想は書けません。とてもまだ、自分はこの作品に正面から向き合う事が出来ないんですよね。主人公のすずさんの事を考えただけで心が震えてきて、正直言うと思い出すのが怖いです・・・。

元 能年玲奈さんである『のん』演じるすずさん。
今回予告編の再見だけでも精神的にヤバくなってきた・・・。
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 だから、この作品を見た後に自分の精神はどんな反応を示したのか、そしてどうやって悲しみから回復したのかを書いてみます。同じような人の参考になればと思います。繰り返しますが、それでも見る価値のある作品です。

 戦時中の話ですからね、もちろん見る前からある程度の覚悟はしていましたよ。ツイッターの試写での声や、町山智浩さんのレビューも聞きました。ああ、これは精神的に相当きちゃうかなぁ・・・と身構えてはいました。

こんな戦時中の描写は初めて


 でもいざ見てみると・・・そっちから来るかぁ〜!って感じで、もうどうしようも無かったですね。心の奥の奥の大切な部分が大きく揺り動かされて、感情の振幅は自分の許容範囲を超えてしまいました。

 ほんと、冒頭でも書きましたが過激な描写で泣かせるわけじゃないんですよね。戦争作品にありがちな嫌な奴ってのが本当に少なくって、日常描写が楽しい戦争作品って本当に珍しいと思います。

 呉という舞台ならではの、出征しない若い夫婦の描写って本当に新鮮だったし瑞々しい描き方でした。内地勤務の法務武官の生活を描くのって初めて見た気がします。

内地勤務である夫との生活
辛さはあれども瑞々しい日常が印象的
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 同じ戦時中を描いたアニメ『火垂るの墓』が、嫌な人いっぱいの作品で、辛さの連続でしたよね。それに対して『この世界の片隅に』 は小さな幸せや喜びの積み重ねがたくさんあって、だからこそ一層重いパンチのように効いてしまうのかもしれません。

涙の種類が違う


 だから、いざ感想を書こうと主人公のすずさんのことを思い出そうとするだけで精神的に普通ではいられなくなります。たしかに、本年の大傑作である『君の名は。』や『聲の形』でも号泣と言って良いくらいすごく泣きました。

 でもね、その涙にはある種の心地よさがあったんですよね。泣いた後はグッタリしてしまうけど、しばらく余韻に浸っていたいような気分・・・また何度でも見に行きたいって気分です。

 自分にとって『この世界の片隅に』の涙はそういうのではなかった。盛り上がって気持ちよく感動できる作品じゃない。涙が流れても心の悲しさは解消されず残ってしまう
 
 ボディーブローのように効いてくるという意味では『聲の形』に近い感覚だけど、『この世界の片隅に』はいきなり初見でどうしようもなくなってしまいました。
(参考)映画 聲の形 の感想 前編:全てにピントが合った時の衝撃に言葉が出なかった - アニメとスピーカーと

メンタルの危機を感じた


 エンドクレジットが明けても涙が止まらなくって、上映後にフラフラとトイレの個室に駆け込んで嗚咽しました。こんなことは今まで経験がなかったです。

 ようやく落ち着いた気がして暗くなった駐車場に戻りました。一息ついて水を飲んで、買っていたおにぎりを食べた途端、また突然どうしようもなく嗚咽・・・。

 まさにむせび泣くという感じで、車の中一人で声をあげて泣いてしまいました。しかも何度も・・・別に映画の事とか思い出してないんですよ。ただ食べようとしただけ。

 こんなのはいくら何でも初めてで、正直メンタルの危険を感じるというか、軽いPTSDになるのではないかと本気で心配になってきました。というか運転して帰れるのか・・・俺。

 しばらく休んで、落ち着いてから感情を殺して運転していましたが、ふとした瞬間に心が揺れてしまう。このまま家に帰って奥さんとまともに会話できるだろうか・・・精神的に普通に戻れるのか不安になりました。

きんモザに救われる・・・


 いつもですと、映画で感動した後は音楽とかって聞かないんです。余韻に浸りたいんですよね。でも、今回ばかりはね、このまま帰宅すると自分の心が持たないような気がしました。

 そんな時、本当に幸運だったんですが、一昨日に見たばかりの映画『きんいろモザイク Pretty Days』のEDテーマ『Starring!!』をiPodに入れたばかりだったんです。とっても気に入った曲だったので、これで気を紛らわそうとしました。

 すると信じられないほどの涙・・・この曲でここまで泣くなんてウソ見たいですが、いままで我慢していた感情が一気に爆発したように号泣しました。まさかこの曲で泣くなんて想像もしてなかったよ。

悲しみが幸せに振り替わる


 夜だったので暗がりに停められてラッキーでした。本当に楽しくて幸せなこの曲を何度も泣きながらリピートして口ずさんでいると、これが不思議・・・きんモザで感動したような錯覚に陥ってくるのです

 つらくて悲しい感情で溢れてしまった精神が、きんモザの幸せな感情にどんどん『振り替えられていく』のを実感して驚きました。何回リピートしたか忘れましたが、涙が枯れるころにはすっかり幸せで感動したような心地よい気分に。

amazon MP3 (試聴あり)
過剰な感情の揺れをきんモザで消費する事で、『悲しい感動』が『幸せな感動』に振り替えられた。

 本当に冗談みたいな話ですがネタではなくて本当です。

 前回の投稿で、きんモザに代表される日常系萌えアニメは『大人の癒し』であると書きましたが、まさかこんな形で救われるとは想像もしていませんでした。

奇跡的な神の采配


 2016年後半の傑作アニメ映画『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』 の3本。この公開順序も奇跡的な並びだと思ったものです。

 でも自分は『この世界の片隅に』 と『きんいろモザイクPretty Days』が同日公開である事の奇跡に感謝せずにはいられない。

 『この世界の片隅に』がアイスクリームなら『きんいろモザイクPD』は添えられたウエハースのように悲しみの心を癒してくれる存在。アニメの神様がいるなら本当に気の利いた事をしてくれたものです。

速やかな回復ができたけど・・・


 帰宅して奥さんと会った時には、なんとか会話ができるほどまで感情が回復してきました。今回奥さんと一緒に行く予定だったのですが、予定が変わって一人で行ったのは結果的にラッキーでした。

 いくら何でもここまで自分の心がやられるとは思っていなかったですからね。泣き過ぎたせいかひどい頭痛と胃痛でぐったり。夜中にまた精神的に不安定になったので、起きてきんモザの楽曲を聞き直しました。

 影響が心の芯に響いてくる感じなので、より心身への影響が大きいです。幸い2日ほどで回復できましたが、きんモザがなければもっと長く引きずってたと思います。

 副作用で、未だにきんモザEDの『Starring!!』を聞くと泣けてきますけどね・・・。

 感動しやすい自覚のある人は、頭痛薬や胃薬などストレス対応の薬を用意するのはもちろんですが、鑑賞後にネガティブな心の揺れを、幸せな気分に振り替えられる音楽などを用意するなど、準備をすることをお勧めします。

 でも、何度も言いますが、それだけしても見る価値のある作品です。

こだわりの兵器描写


 宮崎駿氏に勝るとも劣らない兵器描写へのこだわりを持つといわれる片渕須直 監督。本作では人間描写のみならず、兵器の正確な描写も話題でしたね。

水彩調の美しい色彩だけど
兵器や設備、街並みまで非常にこだわって描かれている
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 自分も人並みには戦争の知識はあると思っていましたが、初めて知った事がいくつもありました。空襲といえば街を焼き払うための焼夷弾の事はよく聞いていますが、基地を破壊するための爆弾についてはよく知りませんでした。

 また、高射砲が山の上に作られる事、高射砲の弾薬は着色されている事、上空の炸裂弾の破片が降り注ぎ危険な事など、なるほどと思う事が多かったです。

 また、湾に入港する戦艦の巨大な姿や、破壊前の軍港の様子なども興味深く、単なる反戦作品かと敬遠しているアニメファンにもお薦めしたいですね。
(参考)軍への記述が共感できる記事でした。「この世界の片隅に」は大傑作戦争映画だ。戦争映画マニア必見。 -  新リストラなう日記 たぬきち最後の日々 より

日常系と新日常系と・・・


 冒頭でも書きましたが、さすがに本作を『日常系アニメ』とするのはどうかなぁと思うんですよね。もちろん、単に日常が描かれているから『日常系』と表現してたりする人もいるでしょうし、冗談半分であえて言っている人もいるでしょうけど。

https://ja.wikipedia.org/wiki/空気系

 まあキャッチーな言葉ですし、そう表現したくなる作品ではありますけど。

 でもやっぱり『日常を描いた作品』と言うべきじゃないかなぁ。『日常系』アニメに『厳しい現実』や『悲しみ』を描くのは用語上の矛盾ですよね。

 まして、いくらキャラ萌えしたとしても『日常系萌えアニメ』は明らかにミスリードを誘う表現だと思うので怖い。

 今回調べて初めて知ったのですけど、『日常系萌えアニメ』に『厳しい現実』を付加した作品は『新日常系』という呼び名があるんですね
『一見すると登場人物はいつも日常を送っているようで、実はその背景となる世界は過酷な状況や運命が潜み、いつ日常が壊れるか危うい日々の物語が「新日常系」という、新たな概念として分類されている。つまり、ハートフルと見せかけて、ハートフルボッコな作品のことである』ピクシブ百科事典 - 新日常系 - より

 今回は『日常系』より、対極の意味となる『新日常系』という用語が適切だと思いますが、いかんせん一般への認知度は低いので伝わりにくいですね。

 そういう意味ではTwitterでの Dieske (@diecoo1025)氏の発言が面白いです。


 つまり・・・『 日常系 』という事ですね。新日常系の意味を視覚的に訴える秀逸なアイディアで感心しました。

観るべき価値のある作品


 まあ、いずれにせよ、この作品はやっぱりド直球に『本当に観る価値のある傑作』と言いたいかな。多くの人に見てもらいたい、でもあくまで自己責任でどうぞ(※)という感じ。

(※)追記:ブックマークコメントで指摘がありましたが、危険な作品という意味では全然なくて『知った上で』という意味です。『日常系と聞いていたのに・・・』という不意打ち感で楽しむ作品ではないと思うので・・・誤解させちゃったらごめんなさい。

 戦時中の若い夫婦の日常を瑞々しく描き、できるだけバイアスを排して戦争を描き、元能年玲奈さんである『のん』演じる『すずさん』の奇跡的にシンクロする演技に驚愕する、他に比類のない作品です。

 ただ、自分はまだ2回目を見にいく勇気がありません。奥さんにも見てほしいけど、自分みたいな気分にさせたらかわいそうな気もするし。(でも奥さんは自分ほどは感動屋じゃないので大丈夫かな)

 とにかく、本当に見に行ってよかったです。監督はじめこの作品を制作した皆さん、支援した皆さんには心から敬意を表したい作品でした。

原作:こうの史代
監督・脚本:片渕須直
音楽:コトリンゴ
企画:丸山正雄/監督補・画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
色彩設計:坂本いずみ
アニメーション制作 : MAPPA

この世界の片隅に 公式サイト スポンサーリンク

51 件のコメント:

  1. 今年は面白い映画多いですよね。先日きんいろモザイクとマジェスティックプリンスの映画見てきましたが、どっちもとても面白かったです。

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    1. 鮎人さま、コメントありがとうございます!マジェスティックプリンスはチェックしてなかったんですよ。でも、アニメ映画の盛り上がりは目を見張るものがありますね。
       アニメ業界が映画に活路を見出しているのかもしれませんが、リスクもあるでしょうからちょっと心配になっちゃうくらいです。こちらとしては楽しみですが、本数集中すると行くのも大変ですね(笑)
       ネット配信でTVの地域格差は減りましたが、映画化は新たな地域格差になっちゃうようでそこもちょっと心配かもしれません。

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  2. 私もみ終わって吐き気が止まらず、2、3日業務中にもかかわらず急に涙がとまらない症状が‥
    これって私だけなのかと思っていたのでブログを読んで救われました。

    何故吐き気がするほど衝撃を受けたかは、心の奥によるので、共感を得られるかはわかりません。
    しかし、今整理のついている点を述べさしてください。

    ・震災の記憶とその時忘れようとしていた感情が表出した
    ・情報の多さ、感情の起伏にパニックを起こした
    ・女性目線の難解なシーン(水原さんのあたりなど
    ・すずさんに大事な人を重ねてしまった
    ・表現者すずさんに自分を重ねてしまった
    ・手喪失以降、表現が出来なくなるとここまですずさんですら歪むのかと
    ・転勤族の自分の半生が急にお嫁入りし苦闘するすずさんにリンクした
    ・圧倒的な暴力と綺麗な風景がクソ生々しかった

    まだ色々整理出来てませんが、映画を理解しようとする過程で自分の抱えている何かを発見する事ができています。
    ブログ主さん、片渕監督、こうの先生、本当にありがとうございます。
    本日3回目となりますが観に行きます。

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    1. cowbozu1 さま、コメントありがとうございます!
      多くの方はバランスよく鑑賞しているようなので、cowbozu1さんのように共感していただけると、変な話ですがなんだかホッとするというか安心します。

      震災の記憶ってすごくわかる気がします。実は自分も映画を見ていて連想したのはなぜか3.11の震災の感覚でした。監督の意図はわかりませんが、震災以降にこの作品ができた意味を考えさせられます。

      あと『表現者すずさん』っていう視点もすごく共感しました。ここから派生する感想が、自分にとってかなり主要な涙の原因になってる気がします。だからもう一度見るときにすずさんの絵を描くシーンで耐えられない気がして怖いです・・・。

      それと自分はラストの子供ですね。子供のいない夫婦なので、あの流れにものすごい心を打たれました。人によっては『良かったね』って話なんでしょうけど・・・。

      自分もちゃんと理解したいと思って再度見たいのですが、ちょっと時間が必要なようです。本当にコメントいただいて嬉しいです。こちらこそありがとうございました!

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    2. 三回目観てきました。

      救われました。

      ブログ主さんの悲しみが、この映画で救われる事を祈っております。

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    3. cowbozu1 さま、コメントありがとうございます。
      かなり精神的な衝撃があったのに、短期間に3回鑑賞はすごいです。でも、初回の衝撃が強い分、繰り返し鑑賞で心が整理されてくるのかもしれませんね。
      今度、比較的近くの映画館で公開されるようなので、2回目はそちらにしようと思っています。でも正直まだちょっと怖いのですが・・・(笑)

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  3. この世界の片隅には見に行ってないですけど言いたいことが!自分も今回のきんいろモザイクpretty daysの歌の中で一番好きな歌はStarring!!です!歌詞が凄くきんいろモザイクの世界にあっていて何回聞いてもこちらのメンタルを持ちあげてくれるいい曲ですよね!この曲で「自分も後悔しないようにいこう!自分で自分の道を選択しよう」と切に思いました。忍ちゃん、綾ちゃん、陽子ちゃん、アリスちゃん、カレンちゃんの5人の関係性をダイレクトに反映して尚且つこちらが感情移入しやすいようなテンポ、上がってくるリズム、声優さん達の可愛いすぎる声!一週間、そう今でもきんいろモザイクpretty daysの3曲をメドレーでずっと聴いてます。他の曲を聴いていても頭の中に流れてくる!幸せいっぱいの素晴らしすぎる曲です!さあ、私もあなたももう一度聴きましょう!

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    1. 匿名さん、コメントありがとうございます!
      やっぱりStarring!!いいですよね。正直、この曲と合わせたエンディングのおかげで映画の方も格段に幸せ度アップって感じでした。
      なぜかヘビーローテーションしても飽きないので不思議です。ついでに『この世界の片隅』効果で感動も付いてきちゃいましたが(笑)匿名さんももし見に行く際には曲を忘れずに持って行ってください!

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  4. いやー、この作品、きついですよね。
    僕も思い出すとまた涙が出てきて困ります。
    ほんと、娯楽映画だと思って見に行ったら、こんなトラウマを得て帰ってくるなんて。
    でも後悔はない。

    帰ってきて原作を買って読みましたが、やっぱアニメという動いて音が出て色が付いてる、この力ってすごいですね。
    「語源 animation(アニメーション)は、ラテン語で霊魂を意味するanima(アニマ)に由来しており、生命のない動かないものに命を与えて動かすことを意味する。」
    ほんま、この作品のための言葉ですよ。アニメ。

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    1. たぬきちさん、コメントありがとうございます!
      おっしゃる通り、決して実写の代用ではないアニメ独特の表現力を駆使した作品というのは見応えがありますね。これはリアルなCGで再現できたとしてもできない表現力かと思います。

      たぬきちさんのブログも拝見しました。時代劇好き視点の感想ってとても珍しいですですね。軍人の水兵と文官の微妙な関係についての指摘もすごく共感しました。自分もその辺がすごく新鮮に感じた所です。

      後ほどこちらのページでもたぬききちさんのページを紹介していたいと思います。お読みいただきありがとうございました1

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  5. 初めてコメントさせていただきます。
    私もkatoさんと同じく埼玉在住なんですが、予想以上に埼玉ではこの映画上映してるところ少ないですね……。アニメ映画を見る時よくお世話になるMOVIXさいたまですらやってないのは驚きました。
    結局、電車に乗ると一番近いイオンシネマ板橋で『この世界の片隅に』を鑑賞したんですが、私は鑑賞後晴れやかというか穏やかな気持ちで映画館を後にすることができたので、katoさんの感想やコメント欄を拝見し「私は本当にこの人達と同じ映画を見たのか……?」と少々戸惑っています(笑)
    色々きつい場面もありましたが、ラストはこれから先すず達には明るい未来が待っていると確信できるものだったと個人的には思います。だからこそ、鑑賞後あまり重たく悲しい気持ちにはならなかったのかもしれません。
    兵器描写もそうですが、戦争に対する描写はほんと凄かったですね。特に、すずが晴美ちゃんと一緒に防空壕に避難して、そこに爆弾が落ちてくるシーン。あそこで起きた地響きとか揺れの描写は、戦争というものの恐怖を感じずにはいられませんでした。
    これだけ上映館数が少ないのにも関わらず、動員は予想以上に伸びているようですね。こう言ってしまうとあれですが、絵柄的には昨今人気の絵柄とは一線を画しており、深夜アニメファンがこぞって見に行くとは思いません。また宣伝もテレビ等で全くされていないようなので、なかなか一般の方がこの作品を知るのも困難な状況かと思います。にも関わらずここまで動員が伸びているのは、『この世界の片隅に』が持つ力の凄さをひしひしと感じますね。

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    1. もあいさん、コメントありがとうございます!
      MOVIXさいたまやってないのは驚きでしたね。まあ今月はアニメ映画も多いので手一杯だったんでしょうけど。自分はイオンシネマ大宮に初めて行ったのですが、間違えて与野イオンに行ってしまいました(笑)

      この作品は絶賛している方でも非常に感じ方の差が大きいんだなぁと驚いています。自分のように反応しているのは、ネット上の感想を見る限りは1〜2割くらいでしょうか?初めはこんなに少数派だと思わなかったのですが(笑)

      むしろ、もあいさんのような感想をお持ちの方のほうが多い気もします。確かにラストは前向きな終わり方ですしね。まあ、自分はあの前向きな感じが却って泣けてしまうのですが・・・。

      最近は絶賛ばかりで逆に嘘っぽいと思う人もいるようですが、良いと思っている人にも色々な感想があるってことが知られるといいなぁって思います。そういう意味でも、もあいさんのコメント頂けてありがたいです。

      勝手ながら一部を本文に引用させていただきました。問題あればご指摘ください。
      ありがとうございました!

      削除
  6. 映画を観終わった翌日、何にもやる気がなくなって、一日中何も食べずにただふとんにくるまっていたのはそういうわけだったのか、と改めて思いました。
    その気分と映画とを結びつける発想はまったくなかったのですが、このブログを読んで妙に納得してしまいました。もちろん、後悔はありません。

    返信削除
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    1. パタリロさん、コメントありがとうございます!
      あまり自覚の無いにもかかわらず実生活に影響が出ていたという事なんですね。自分も疲れというか重い感じが翌日もあったので、メンタルと同時にフィジカルにも来てるよなぁ・・・と思っていました。心と体は繋がっているので当然と言えば当然なのですが。

      確かに、私を含めて一部の人には心身への衝撃はありますが、パタリロさん同様に全く後悔はなかったし見る事ができてよかったと思っています。じわじわと鑑賞者が増えているようですし、細くても長く上映してもらいたいなと思っています。

      削除
  7. ブログ拝見させて頂きました。
    本日観てきたのですが、私も上映終了直後、精神がかなり不安定になりました。
    上映終了後、明るくなっても席を立てない方が沢山いらっしゃいました。
    皆さん、魂を抜かれた感じで。
    下を向いて泣いてる方も居たと思います。(自分のメンタルを保つ為、ハッキリと直視出来ませんでしたが)
    声出して号泣とまではいきませんでしたが、ふとしたきっかけで思い出してしまい、帰路は辛かったです。
    すずというキャラの性格の良さ、おっちょこちょいな所、子供っぽさ、
    能年さんの声も相まって破壊力抜群の可愛さが有ります。
    日常が淡々と描かれる為、「日常系萌えアニメ+戦争」なんだなと。中盤まではそんな印象でした。
    そんな油断をしていたせいもあって、すずが感情を爆発させるシーンでは激しく心掻き乱されてしまいました。
    暫く引きずりそうで気が重いですが後悔はしていません。
    落ち着いたらまた観に行きたいと思っています。

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    1. 匿名 さま、コメントありがとうございます。
      自分が見た時の事を思い出してちょっと目頭が熱くなってしまいました。自分も正直油断していました。もちろん理解していたつもりだったのですが、すずさんの人柄と日常の風景が、わかっていても油断させてしまうというか・・・心を開いて無防備にさせられてしまう気がしますね。

      自分も含めて精神的に衝撃を受けたという方でも、だれもが見てよかったと言っていますね。そしてできればもう一度・・・と、自分も同じです。最近ようやくですが、もう一度見に行っても大丈夫なような気がしてきました。

      このように感想のコメントいただける事がとてもありがたいです。特にこの作品については自分の気持ちの整理にもなって助かっています。
      お読みいただきありがとうございました!

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  8. はじめまして

    精神的衝撃・・・と言いますか、後遺症的にやられましたね、この映画。
    恥ずかしくも、思い出し泣きしそうになったり・・・

    私はベトナム戦争真っ盛り、TVドラマ「コンバット」を見ながら、タミヤ模型を筆頭とした戦車や軍艦模型を作りまくっていた世代なので、世間の評価は全く無関係で、「戦時中の呉が舞台」と言うことで観てきました(当方地域には上映館がなく、130km先の札幌まで、高速道路を走破)。

    軍艦マニア的にあのアングル、距離感の大和艦橋の描写はグッとくるものがあり、ストーリー展開等がポシャっても一見の価値アリとして、観に行ったのですが、なかなかどうして、あぁ、死んだばあさんの戦時中の話、もうちょっと聞きたかったな・・・と思える作品でした(グラマン戦闘機の機銃掃射くらいの話は聞きましたが)。
    30年以上前の戦記ブーム、戦闘そのものの情報は多かったものの、庶民レベルとなると、そもそも興味の湧くような題材もなく・・・
    「はだしのゲン」はリアルタイムで途中まで連載(少年ジャンプだったか?)を読んでいましたが、なかなか陰惨で、読み進めず、途中を飛ばして最終回を読んだ記憶があるような、ないような。

    本作は呉や広島という、日本全国から見れば特殊な地域(日常生活レベルで軍艦が多数浮かんでいるのは、ごく少数と思われ)が舞台とは言え、庶民レベルで言えば共通項も多そうです。

    中高生くらいから必須科目に組み込んでもいいような映画に思えます。
    (当方、「火垂るの墓」は数カットしか見ていません・・・B29+大空襲+妹が死ぬらしい程度の情報しか知りませんが、それだけで泣けてしまうので)

    本作は、1回目観たときに多少の涙はあったものの、基本的に笑えるのと、ラストに救いがあるというべきか、もうちょっと続きが見たいような、映画が終わらないでほしい気分に駆られました。原作は未読だったものの、エンディングのシーンなどから、りんさんと周作の関係性や、すずもその関係性を分かっていたのでは?と感じました。

    原作を読んで、あながち、間違っていなかったものの、さらに2回目(1回目は深夜上映を選んで空いていたのに上映回数が1日1回になってしまい、ほぼ満員状態でした)を鑑賞すると、なるほど、普通に本編だけ見るとりんさんの関係性を導き出すのは困難?な印象でした。また、原作とほぼ同じと思っていたところが、結構省略されていることも分かり、やっぱり完全版が観たいなぁと言う気分でもあります。

    来週あたりから、当方地域でもやっと上映されるため、あと数回は観たいところです。

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    1. North-Wind さま、コメントありがとうございます!130km移動しての鑑賞とは関東在住ですと度肝を抜かれます。私の行った上映館は片道20km程度なので比べると目と鼻の先ですね。

      North-Wind さまのお話を読むと軍事マニアであることと戦争に対するスタンスは画一的ではないことがよくわかりますね。宮崎駿さんも有名ですが、そのあたりの誤解みたいなものも片渕監督の人となりもあって解けていくと良いなと思います。

      私はマニアというにはおこがましいですが、旧ソ連の戦車のデザインが好きで好んでプラモデルを作っていました。政治的にあまり大きな声では言えませんでしたがガルパンの流行で言いやすくなりましたね。兵器の格好良さを素直に楽しめる平和ってかけがえのないものだなと思います。

      話が逸れました(笑)「はだしのゲン」も「火垂るの墓』も良い作品ですが、戦中を描いた傑作として「この世界の片隅に」はアニメ表現の幅を広げた記念碑的な作品ですね。

      自分も原作未読だったのですが第2エンディングのシーンがすごく印象に残ってて、あとで原作のことを知ってなるほどなぁと思った次第です。個人的には全くの分からない状態でりんさんEDを見られたのは、2度楽しめる感じで良かったなと思ったりしたんですけどね。

      私も再度鑑賞しようと考えているのですが、影響の怖さもあってタイミングを見計らってます。精神的に他の映画の鑑賞に影響出まくりなので・・・(笑)

      すごく思いを巡らされるコメントでした。ブログ記事読んでいただきありがとうございました!

      削除
  9. 今日、70代の父母を連れて見てきました。
    私は二度目の鑑賞です。
    1度目ではすがすがしさや戦時中を描いたものの割には心が温かくなるように感じたのですが、今日は違いました。
    なぜか途中から涙がポロポロ
    完全に自分がすすさんに同化してしまったようでした。
    この感情はなんなんでしょうか....

    感動でもない悲しみでもない、ましてや同情でもない。
    まだ未知の例えようのない感情としか言いようが無い様な...

    帰り道、父母には「ほんとにいい映画に連れてきてくれてありがとう」と言われました。
    父は広島市出身で、原爆投下の1週間前に祖母の実家のある岡山に引っ越して難を逃れていたという経歴があります。その父曰く
    「子供のころの記憶だけど、原爆ドームやその前を流れる川や街並みの光景がワシの頭の中に物凄い勢いで甦ってきた」と。
    思い出に浸る父と、泣きっぱなしの母。
    そしてやり場のない言葉にできない感情を持て余している私。
    それぞれに感じるもの、感じるところが違う映画なんですね。

    来週、もう一度見てみようと思います。
    その時にはどういう感情が沸いてくるのか...
    少し怖くもありますが、そうせざるを得ない魅力がある映画ですよね。

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    返信
    1. コメントありがとうございます!
      戦中を生きたご両親とご一緒に鑑賞された感想を聞かせていただき本当に嬉しいです。特にお父様の広島の記憶についてのお話は片渕監督に聞いて欲しいというか、なんとか読んでもらいたいです。

      ところで、Unknown様も2度目の鑑賞の方が涙が出たとのこと。意外とそういう方がいらっしゃいますね。なんだかこの作品は本当に人によって反応の仕方がいろいろで興味深いのですが、同じ人でも見る回によって変わってしまうということで、すごく不思議な作品だと思います。

      本当に一言で言い表すのが難しい作品ですね。ブログをお読みいただいたうえに貴重なコメントありがとうございました!

      削除
  10. kato_19様

    ソ連戦車と言えばT-34でしょうか・・・
    今でもどこかの国では使われているらしいですが・・・

    さて、ちょっと書き足しと言うことで・・・

    作中の重巡青葉も感慨深かったですね。

    青葉いうたら甲巡ですね(by晴美~アニメ版)じゃなくて、ガダルカナル争奪の激戦で僚艦が沈む中、相当な深手を負いながら生きて帰ってきたと言うのがあって、哲もよく生きて帰ってこれたなと・・・
    原作では、ほぼその辺のことが説明されておらず、映画でもちらっと戦闘シーンがある程度。でも昔の戦記ブームの洗礼を受けた軍艦オジサンには、グッとくるところでした。ここは、あるいは哲が言うところの「手柄もないのにヘイコラされたり」に通ずるところかもしれませんが。ちなみに「ヘマもないのに叩かれたり」のくだりは相応の大型艦だとシゴキもひどかったとか。作中の前甲板で洗濯物を干しているシーンなど、ちょっと珍しく(実際は日常的なことでしょうが)、観に行った甲斐があったというものです。

    哲が青葉乗り組みになったのは、後半の絡みで、すずが住む近くで大破着底したのが青葉だったから、なのかもしれませんが・・・
    まぁ、幼馴染の住む地域で防空砲台として戦い、死ねるなら本望だろうなと思い、映画を見ていると、1回目観たときは結局、哲が生きていたのか死んだのか、私的には判然としませんでした(すずの対応がほとんどスルーに近かったので)。
    本編や原作のコマ割りをよく見ると、哲の存在を認識しつつもあえて、声をかけていないようなので、本来は疑問に思うところでもないのでしょうが(ドラマ版では戦死したことになっているらしい?)。
    少なくとも私的には初見で一番の疑問点でした(青葉が浮かび上がるシーンとつながってすずの想像にも思えて)。

    ただ、よく考えてみると、軍艦に明るくないすずが、何故、沈んでいるのが青葉だと分かったのだろう?と、どうでもいい疑問も・・・

    さらに個人的なことですが、2年ほど前に会社で大阪方面の旅行(ほぼ自由行動)があり、私は大和ミュージアム目当てで広島、呉まで足を延ばしましたが、本作を知っていれば、見るところがまだまだあったなと・・・

    また、1月7日から当方地域でも上映になるので、母親を連れて行こうかなと思っております(観たいと言ってるし)。

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    1. North-Wind さま、コメントありがとうございます!
      ご想像の通りT-34です(笑)独特の形状の砲塔部と中戦車のコンパクトな車体が魅力です。まあこんな呑気なことを言えるのも平和なお陰ですが。

      青葉と哲の点については自分も同じ印象でしたので解説すごく興味深く読ませていただきました。軍艦については知識があまりなかったので、知っていれば青葉のシーンなどはもっと違う印象をもてたんだろうなと思っていたんですよね。

      お母様との鑑賞いいですね。ご本人が観たいと言ってるってのが理想的ですね。私も他の人に勧めたいんですが、無理に見せて良いような作品でもないので、ただ自分が観て『すごかった』と言ってるだけです(笑)
      すごく参考になるコメントいただきありがとうございました!(肝心のブログ本文はほとんど内容に触れていない投稿なのでなんだか恐縮してしまいます)

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  11. 初めてこの映画見たときなんかとんでもないものを見たな~と驚愕しつつ普段のあたりまえの生活に感謝しちゃいました。本当に心の整理がつかなくてうまく感想を書くことができず、これが本当の感動なんだなとおもっています。調べたらこの映画の監督の片淵さんは魔女の宅急便のジブリ作品、ブラックラグーン(銃撃シーンがすごいアニメ)によくかかわっていた人らしいですね。すっごく驚きました。この映画はいろんなところに色んな伏線、メッセージがかくれているせいか1回目の視聴では見落としが多いのでまた見たいと思います。

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    1. コメントありがとうございます!自分も感想を書こうと思い出すだけでダメな感じになってしまった事を思い出しました。その後しばらく普通の戦争映画が楽しめなくて困りました。
      ブラックラグーンは聞いたことがあるのですが見たことはないんですよね。結構びっくりしているという話があるので自分も是非見てみたいと思っていました。ブログ読んで頂きありがとうございました!

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  12. 本編は呉が舞台なのでこれを機に我が広島が注目されてほしいです。そして先の戦争の時代を見つめるいい機会になればいいと思っています。

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    1. コメントありがとうございます。自分は東日本の人間なのですが、広島への知識関心はある程度ありました。でも少し離れた『呉から見た広島』という視点がすごく新しくて自分の知見が広がった気がします。広島の知識が前提ではありますが、この作品のような外から見た広島という視点はより知識を立体的にできたと思いました。当方のブログにお越しいただきありがとうございました!

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    2. アニメに救われるって実際にあるんですね。本作が埼玉のほうでも「呉から見た広島」の視点が広く伝わるといいですね。ちょうど呉は父の現在の転勤先なのでこの映画は他人事ではないかもしれません。

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    3. 坂戸孝允(真)さん、コメントありがとうございます。自分はまどか⭐︎マギカに救われた経験があるので、アニメには人を救う力があると信じています(笑)でも『片隅に』はある意味別格ですね。アニメファンとか関係なく力のある作品ですね。

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  13. たぶん本当の戦争を感じられたんだと思います。

    本当は戦争なんて泣いてスッキリするものじゃないですから。

    自分は興味あって戦争の事を調べており

    すごく観たいのに、学校が忙しくて無理そうなのですが

    このレビューのお陰でどういう映画か分かった気がします。

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    1. コメントありがとうございます!おっしゃる通りですね。この作品はエンターテイメントとしての『泣ける』作品ではなく、かといって『怖くて辛い』作品でもなくて、人によってすごく受け取り方が違う作品ですね。すごく重層的な作品だからだと思います。
      忙しいなか難しいかと思いますが、もしチャンスがあればご覧いただきたいと思います。私の感想(に、なってませんが)では語りつくせていない物を感じていただけると思います。読んでいただきありがとうございました!

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  14. North-Wind2017年1月7日 19:36

    こんばんは

    ようやく、居住地域で公開となったので、今日、初日第1回目の上映で母親を連れて観てきました。
    (私は三回目の鑑賞)
    大都市札幌ほどの入りではなく、前側3列以外で8割程度埋まっていたような感じ?
    座席数が141しかないので6割程度のようです。また、比較的年配者の割合も高かったように思います。

    母親は号泣するほどのこともありませんでしたが、良い映画とのこと。

    原作を把握してしまうと、何だか「拡張版が観たいゾ」という気分でもあります。
    若干ずつ端折られているのがよく分かるという・・・

    ただ、初見でそんなことは感じませんでしたので、一作品としては絶妙なつくりと思われます。
    なまじ、原作を知ってしまうと・・・と言うことで。

    1回しか観ないような人だと、今の上映時間で必要十分とも言えます。

    見るたびに発見のある作品ですが、今回はラストのほう、正直、呉弁と広島弁の違いは全然判りませんけども、すずの「呉」の発音が、なるほど違っていました。
    また、りんの生い立ち部分(出資者表示のロール)では、よく見ると若かりし径子と旦那のデートシーンが?

    青葉も岸辺から見た姿(左舷側)のほか、海側の右舷後方から見た画もちらっと・・・
    また空に浮かび上がるシーンでは大破した姿から、大破する前の姿に代わっていたり。
    場面展開が早いので、見落としている画も多そうです。

    空襲シーンや空戦、砲撃シーンは相変わらずの迫力で、あの場面は劇場での音響じゃないと・・・
    邦画の戦争モノでは出色の出来かも。
    最近作では「海賊と呼ばれた男」に「この世界の片隅に」に似たようなB29の爆撃シーン、焼夷弾の落下シーンが見られますけど、臨場感は「この世界の片隅に」に遠く及びませんね。最新の映像技術らしいですけど、言っちゃなんですが、小奇麗な「再現フィルム」の域。両監督、同じような世代のはずですが、片淵監督は軍事関係に明るいようなので、力量の差になるんでしょうね。

    広島と呉、北海道的には目と鼻の先でしかない距離ですが、行ってみると結構違うような・・・
    呉にだだっ広いイメージはなく、海岸からすぐ山があるような感じでした。鉄道も狭いところを走っている印象。大和ミュージアム目当てだったため、焼け野原のシーンにあるような広い市街地は見ていません。
    (ビルが林立して分かりにくい)
    広島は逆に山の存在は感じず、悔しくも米軍の核実験場として最適だったんでしょうね・・・
    原爆ドームはスマホの待ち受け画面にしています。
    広島は残念ながら時間の関係で原爆ドーム周辺と広島城付近に行っただけでした。
    機会があればもう一度行きたい場所ではあります、広島と呉(とその周辺・・・四国も近いようで)。

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    1. North-Windさま、再度のコメントありがとうございます。
      席数が少ないとはいえ地方の都市でそれだけの入りというのは、この作品の認知度は格段に上がっていることを実感しますね。

      拡張版の話も少しありますが、確かに今の尺も初見の人には丁度良い感じもしますね。径子と旦那のシーンは気づかなかったかもしれません。次に見る時にチェックしたいですね。

      砲撃シーンなどは音響ももちろんですが、やはりアニメーション表現による効果も大きいのだと思いますね。再現フィルムよりも絵の方が人間の想像力で補完しやすいのかもしれません。もちろん細部までこだわりある絵だからなのですが。
      広島や呉方面は行ったことがないのですが、観光という意味でもこの作品は大きいですね。特に呉は街自体を見てみたいという気にさせられます。
      お母様の鑑賞のご報告もいただきうれしいです、ありがとうございました!

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  15. 僕も見終わったあと色々考えてメンタルやられてしまいました(笑)
    ハッピーエンド風に終わっていても、すずちゃんもその夫も原爆投下直後の広島市に行っているため被爆しちゃってるし・・・
    感動とは違う、なんとも言えない気持ちになりました。でもDVDでたら買っちゃうのかなぁ・・・

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    1. さんデッドプーさん、コメント感謝です!自分もしばらく尾を引いてました。でも今日NHKでキネマ旬報ベスト1位になったニュースを見てたらまた少し心が動いてしまいました・・・どんだけ突き刺さってんだって感じです(笑)
      おっしゃる通りハッピーエンド風でもちょっとちがうんですよね、映画で描かれている場面から色々と想像してしまうので。ホントなんて表現したらいいかわからない感覚でした。ブログ読んでいただきありがとうございました!

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    2. 突然失礼します。『この世界の片隅に』の一ファンの者です。
      この記事と『聲の形』の記事を興味深く拝読しました。

      一つ、すずさんと夫の周作さんが広島市内に行ったのは何ヶ月も経った「21年1月」のため、残留放射能による二次被害は受けなかったと思われます。
      おせっかいなことを申し上げましたが、余計な御心配は晴らした方が良いと思いますので…w

      一方、もろに爆心地に近いところにいた戦災孤児が心配ですが、被爆した人全員に後遺症が発生するとは限りませんので…。
      (この辺のメッセージは原作者こうの史代の別作品『夕凪の街 桜の国』にあります)

      ただ、おっしゃる通り純然たる能天気なハッピーエンドではないということにも同感です。
      しかし、個人的には主人公とその家族は懸命に戦後を生きていたと信じたいです。

      自分は見ている最中には泣きませんでしたし、その後にショックが残ったということもありませんでした。
      しかし、初見から今まで 2 ヶ月以上経つのにツイッターではこの作品のことばかりつぶやいていて、描くイラストも『この世界の片隅に』ばかりです。その上 8 回もこの映画を見てしまっていますw
      kato_19 さんが急性のショック症状を受けたとするなら、私はさながら慢性の依存症になってしったようですww

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    3. ORIIさん、コメントいただきありがとうございます!
      おせっかいなんてとんでもありません。無用な誤解の無いように補足して頂き助かります。『夕凪の街 桜の国』の情報も感謝です。

      私はあの『戦災孤児』のシーンに本当に弱くて、どうしようもない気分になってしまいます。もちろんある意味で『ハッピーエンド』には違いないんですよね。EDも懸命に生きてきた感じが伝わってくる気がします。

      ただ、あの子と新しい家族を作るシーンを見ていると、喜びと悲しみと切なさと・・・あらゆる感情がないまぜになってしまって、なんといったら良いのかわからないんですよね。『好き』とか『感動』とかともしっくりこなくて・・・とにかく色々溢れてしまいます(笑)

      本当にこの作品って、見る人によって反応がさまざまですね。絶賛している人でもその反応が様々ってい言うのが興味深いです。それにしても8回はすごい!『慢性と急性』ってすごい言い得て妙ですね。本当にその通りだと思います。

      自分はなんとか後遺症(笑)も癒えてきて、なんとか公開中にもう一度見たいと思っています。うちの奥さんは戦争作品ってことであまり乗り気ではなかったのですが、NHKやキネ旬のニュースのおかげで興味を持ってくれたようです。この報道の効果は大きいですね。

      『聲の形』の方も読んでいただき本当にありがとうございます!

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  16. 今日、7回目を鑑賞・・・と思いきや、レイトショーがない!!

    平日は、ほぼ鑑賞不可能な時間帯になりました。

    人は途切れていないと思うのに・・・ちょっと残念。

    社内にも話を振ってみましたが、知っている人間が少ないようです。
    能年玲奈の出てるやつ・・・程度の認識しかされず、まぁ、映画的にダメな地域だなと痛感させられます。

    夜の時間帯がなくなったとしても、上映期間だけは、まだまだ先に延ばしてほしい・・・
    「君の名は」もまだやってますしね。

    私も慢性的な依存症です・・・
    掲載されていた漫画アクションにも原作が再録されていて、原作のリアルタイム感を味わっています(この辺にタイトルが入るのか?とか・・・片渕、町山両名のインタビュー記事もまだ続いていますしね)。

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    1. North-Windさん、コメントありがとうございます!
       当地方でもレイトショーはなくなって昼間一回だけになりました。高齢の人はレイトはきついので仕方ないかもしれませんが、現役世代には平日は難しいですね。
       NHKやキネ旬のニュースで一気に一般に知れ渡った感じはしますが、映画に関心の低い人たちにはなかなか届かないようで。私も知人に『あれ面白いの?』って聞かれましたが、『面白い』というと違う感じなので答えるのが難しいですね。『一度は見た方が良い作品』だとは言いましたが・・・。
       漫画アクションの件は知りませんでした。私の場合は依存症というより『この世界の片隅に』を見ると他の作品が頭に入ってこなくなるのが悩みです(笑)コメントありがとうございます!

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  17. こんにちは。私も「この世界の片隅に」を見て、感情移入し過ぎて大変でした…戦争を扱った作品だから少し身構えて行ったのですが…もう自分の感情では収まりきれないというかなんというか…
    結構前に見たのですが、未だにふとした時に悲しい気持ちになってどうしていいのか分からなくなります。他の人の意見に優しい気持ちになれたとあったりするのですが、私はそれよりもどうしようもない悲しみが勝ってしまいます。主さんと同じような?感じかなと思いブログの内容に凄く共感しました!
    今でも 「この世界の片隅に 悲しい」で検索してしまうくらいですが、受け止められるように頑張ります(^_^;)

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    1. こんにちは、コメントありがとうございます!自分も身構えて行ったら冒頭のコトリンゴの曲でいきなり感動してしまったのを思い出します(EDに使われると思ってたのでびっくりしました。あの冒頭で一気に持って行かれて気がします)

      その後は本文に書いてある通りですが、本当にあと引いちゃうんですよね。『悲しい』と言っても単に鬱なだけの悲しみではなくて・・・本当に上手く表現できないのですが、いろんなものがないまぜになった感情で、結局『悲しみ』って言ってしまうんですけどね。ひらがなの『かなしみ』のほうが合ってるかもしれませんね。

      私も今でもTVとかで流れるとちょっとヤバくなります。2度目を鑑賞するのにこんなに覚悟がいる作品はないですね。見た後は誰でもそうかと思ったので、いろんな意見を見てびっくりしました(笑)だから共感していただけてとても嬉しです!ありがとうございました。

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  18. こんにちは。私も今更ながらこの世界の片隅に、を観ました(北海道の東側は公開が遅かったので……)。
    上映中、結構涙は出ていたのですが、精神的には意外と大丈夫だなあと思って観ていました。ただ、映画が終わって部屋の明かりがついた途端、何かが壊れたかのように涙が出てきました……。
    とにかく悲しくて、辛くて、幸せなのに切なくて、感情がごちゃ混ぜになってどうしようもなかったです。ひとしきり劇場のトイレで泣いてから帰ったんですが、その帰り道でも涙が止まらず、家に帰って家族に感想を聞かれた時には最初こそ笑っていられたのに、笑いながら涙が流れはじめて最終的に嗚咽を溢して泣いてしまいました。
    今もふとした瞬間に、言い表しがたい感情に襲われてしまいます。なので主さんのブログ内容にとても共感しました。
    初見でこれならどうなるかわかりませんが、また近いうちに2回目を観に行こうと思います。

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    1. あかぼーさんコメントありがとうございます!返信遅くなってスミマセン。
      『幸せなのに切なくて』って感情がごちゃ混ぜになる感じ・・・すっごい共感します。ほんとにどっか壊れたような感じなんですよね。普通の『感動』となんか違うって思いました。
      私も誰かに感想話そうとすると、話しながら心が震えてくる感じでした。(おかげで長い感想を言えなかったです 笑)それでも2回目見たいな、と思っちゃうんですよね。不思議ですね。決して否定的な悲しみじゃないってことなんだと思います。
      読んでいただき本当にありがとうございました!

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  19. ブログ主さん初めまして。私も皆さんと同じく、感情のやり場を求めていたら迷える子羊の様にこのブログに辿り着きました笑。
    久し振りの映画館でしたので、一気に世間との遅れを取り戻すぞ!と意気込んで「君の名は」と「この世界の片隅に」を同じ日に観る荒技を敢行しました(当初は荒技とは思っていませんでしたが・・・^^; )。結果として彗星と焼夷弾の波状攻撃に逢い、多少感情が壊れ気味になってしまった訳ですが、ブログ主さんと皆さんとのやりとりを拝見していく内に少し心を取り戻しました^_^;
    この感情の揺れはやはりこの映画が戦争映画としても何処までもリアルだったからに他ならないと感じています。
    そのリアルさは何より皆さんが言及されている「日常」の描写であるわけですが、これが私たちとの生活と地続きに感じさせられた事が大きな要因だと思います。序盤での日々の生活の描写には、兄弟で遊んだ子供の時の記憶や気になる異性との何気ない会話。普段の食事に嫁ぎ先のちょっと意地の悪いお姉さんとのやり取りなど、そんな誰でも心当たりのある喜びや気苦労のある生活が散りばめられています。それが時折ハッとする程素朴で美しい描写の中に描かれる訳ですが、その中で生きているすずの姿を観ると、気がつけばそれが我々の日常と地続きのリアルなものとして感じられてきます。つまりこの作品は戦時を扱っていながら、他の戦争映画に見られる様な非日常の異常な、我々と切り離された世界としてではなく、我々のリアルと地続きの世界として始まるわけです。ですから、終盤近くになり、空襲警報が鳴り響く日々が始まり、すず達の上を容赦なく戦闘機や銃弾が飛び交う様になると、あまりの事に圧倒されてしまいます。感情的に「戦時の非日常」として切り離していなかったから突然の事にどうすればいいか分からない。すずが敵戦闘機の来襲を見てつい絵の具で色を塗ったらどうだろうと考えてしまう、そういったすずが体験する人格的な危機を我々鑑賞者も体験してしまう。私自身驚いたのは、B29が焼夷弾を大量に落とすシーンで言われようのない怒りを感じてしまった事です。この時に自分がすずの日常と自分たちの日常を切り離せていない事に気が付きました。
    また私は終盤の戦災孤児のシーンを観た時は、これはすずや義理のお姉さん達家族が戦争で抱えてしまったもののメタファーではないかと感じました。彼らや彼女達があの戦争で失ったもの抱えたもの。すずがあの時「自分の居場所は何処だったのだろう」と何度も自問した事。この事をずっと抱えて生きていく。決して決着のつかない、答えの出ない煩悶をそのまま抱えて生きてく。その事をあの戦災孤児は表現しているのだと感じました。私の祖母も東京大空襲の生き残りですが、未だに抱えているのに驚く事があります。普段はその事を話す事はありませんが、それでも決して忘れることなく後悔の念とともに昨日の事の様に覚えている。でもそうやって生きてきてくれた。そうして生きてきてくれた事でまた私たちが家族と食事をして普段の何気ない日々を送ることが出来ている。その事に対する感謝と愛おしさ。最後のシーンで家の灯りを観た時はそんな事を感じました。
    先に女性の方が3.11の話をされていましたが、私たちはもしかしたらそういう意味では非日常の方のリアルも抱えてしまったのかもしれないですね。「君の声」を観た時は3.11の事を思い出していました。ももクロの「Zの誓い」を映画のエンディングで聴いた時突然嗚咽してしまった感じに少し似ています。まさかドラゴンボールで泣かされるとは・・歳ですかね( ̄▽ ̄)

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    1. kodamaさん、コメントありがとうございます!私の本文よりはるかに充実した感想ですごく読み応えがありました(笑)自分が書けなかったものを皆さんに書いていただいているようで嬉しくもあり恐縮でもあります。

      私と同じく『感情が振り切れる』ような感覚を経験された方は、やはりその感想もすごく共感できるなぁと思いました。『非日常と日常が地続き』という点は同感ですね。非日常と日常はモザイクのように入り混じっているような気がしました。それがこの作品では実感として伝わってきましたね。

      『戦災孤児のシーンが戦争で抱えてしまったもののメタファー』であるとの指摘はすごく興味深いですね。私自身もあのシーンの異様な感動をうまく整理できなかったのですが、その視点はすごく納得できるものがありました。あのシーンは一見ハッピーエンドでありながら、これまでの物語が一気に凝縮されてしまうような
      不思議な感覚でした。そこで感情が爆発してしまったのもご指摘のような理由なら説明がつきますね。

      3.11についても同感ですね。私は北関東なので3.11の肌感覚が残っていますが、関西の震災や最近では熊本など日本中が震災という『戦争に代わる共通感覚』を持つ時代なったんだなぁと最近の作品を見て感じます。

      それにしても「君の名は」と「この世界の片隅に」を同日はすごいですね!その順番で正解ですね。この投稿は感想が書けないのに感情をぶつけるような投稿だったのですが、同じような皆さんの集う場所になって本当に嬉しいです。書いて良かったと思いました。読んでいただきありがとうございました!

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  20. 戦時中を特集した暮らしの手帖を入手しました。
    「この世界の片隅に」を観ていなかったら買ったかどうか分かりませんが・・・
    (一応、軍事マニアなので、観ていなくても買わないこともない)
    ページをめくると、なるほど、「この世界の片隅に」のネタがゴロゴロと?
    防空壕に入らず逃げてよかったぁ・・・(原作ネタですが)とか、千人針、寅年だといっぱいやらされて大変だったとか、モンペ作成構図も、モロそのような写真が載っていました。
    さて、映画鑑賞は11回を数え、なかなか、抜け出せないでいます。上映回数も料金が安い朝の回はなくなり、昼間の1回だけになってしまいました。

    「この世界の片隅に」と「君の名は」(4回鑑賞)、全く別物ですが、共通点も多いように感じます。

    男と女の違いはあれど、絵がうまかったり。年齢も結構近い。
    すずさん、「ただのぼんやり」などと思われていますが、特別な教育も受けていなさそうなのに、あんな写実的な画をサラサラ描けるなんてタダものではないような?バケもんを描くあたり、美術家と言うより漫画家的スタンスが強そうですが・・・女流画家の道を目指してもよさそうです。
    憲兵の件で、周作さんは絵を描くすずさんを認識していなさそうなセリフになっていますが、その前の防空壕を作る段で略図をすずさんに描かせているあたり、北条家の共通認識として絵を描くのが好き、あるいは上手いということになっていたかと思います。義父が技術屋ですからね。普通に考えて技術屋の親父が他所から来た息子の嫁に理由もなく絵を描かせるのは考えにくい(悪い言い方をすれば、女子供に図面を描かせるなんて・・・それなら親父自ら線を引くでしょう)。自分で描かずに他人に描かせるなら、まずは周作あたりに描かせるはず(私も図面描きの端くれですが、事務の女子社員にいきなり図面を描かせるなど、説明が面倒くさくてやりません)。

    瀧も建築家志望らしく、写実的にサラサラ描いていて、土木設計屋としてはちょっと羨ましい(あの種の画が必要な場合はイラストレーターに委託です)。子供の頃は飛行機と言えばB29・・・わけも分からず、絨毯爆撃しているB29の画をよく描いていましたが、せいぜい、原作のヒサオの教科書落書きレベル。

    彗星は・・・彗星と言うより、B29の飛行機雲、軌道を外れる隕石はB29の爆弾みたいな軌道だな?などと思いながら見ていました。
    隕石落下と時限(信管)爆弾の爆発も若干近い展開?
    晴美も時間を逆戻りできればね・・・あの辺から観るのが辛い

    隕石落下による災害、そのまま放置と言うのが、ちょっと・・・津波で街が丸ごと無くなっても復興事業を行うお国柄、災害復旧に携わっている者として、リアリティに乏しいなぁ・・・と思わせます。まぁ、復興事業をやっていたら、テッシーが東京にいることもないわけで(本来なら土建屋ウハウハ状態のはず)。

    音楽も両方、良い感じですが、最近は、「みぎてのうた」にやられっぱなしです(サントラ盤もレコード店を探し回ってようやく入手)。最初の頃は、まったく歌の存在も気づかず観てしましたが、原作の最終回の文言だったとは・・・
    ドライアイに効果的ですが、やたらと塩分濃度が高く目に染みる(^^;

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    1. North-Windさま コメントありがとうございます!
      「君の名は。」との共通点とても興味深いですね。描く時代は違っても同じ時期に製作された作品として、時代を反映している気がします。
      11回ご覧になったNorth-Windさんには全く及びませんですが、ようやく先日2度目を見ることができました。自分の場合は精神的な理由で2度目に慎重になりすぎていたのですが、、、。

      初見と違って冒頭の船のシーンから涙が出てしまいましたが、見逃していた細部に気づくことができました。皆さんのコメントのおかげですね。コメント読むたびに反芻したせいか何度も見ているような錯覚になります。そのせいか、さんざん泣きましたが後遺症(笑)は少なくてすみました。でも音楽はヤバいです。冒頭の曲で号泣させられて脳になにか刻まれてしまったようです。

      North-Windさんの工学系的な視点は面白いですね。すずさんの非凡な才能って時代が違っていれば開花したのかもしれないと想像したりしますね。すごく読みごたえのあるコメントでした。ありがとうございます!

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  21. 初めまして。検索でふらふらとたどり着きました
    この作品、ダメージが超絶デカイのは間違いないと思います(笑)
    ただクライマックスの後、エンディングに向けての流れが立ち直らせる形になっているので、同様に感情移入の強い人でもそこでの回復度合いによって最後の感想がバラバラになるのでしょう。
    象徴的なのが「勿体ないわ。塩分がね」という台詞。別の人の感想で泣ける映画は色々あるけど、その後泣くの止めて日常に戻って行く所まで作中でさせられた作品は他にないって人が居まして、私も見るまでそれを理解出来なかったけど、見た後はまるきり同じになっていました。
    この作品の最後はつらい事がいっぱいあって、でもそれを乗り越えたり解決したり無かった事にして幸せになるのではなく、全部抱えたまますずさん達は日常に戻って行くし、そうしてあの人達が生きてくれたおかげで今の私につながるんですよね。
    死んだ身内、失った夢、負けた事、戦後の生活の事、孤児の事、そしたら次に、自分の現実の家族や生活の事が頭に浮かんできて、これはへこたれている場合じゃないなという気持ちが湧かせられて、勇ましく映画館を出た、というのが私の体験です。
    しかし悲しみは大切に抱えたまま立ち直るので、ふとした何でもない日常の中で、やっぱり唐突に涙が出てきて、視聴後の感覚を小規模に繰り返す、というのはよくあるパターンかもしれません(笑)
    こちらではきんモザで救われたと書かれていますが、この映画で幸せな気分になれる人は、個人生活の中できんモザEDに相当する経験があって、それを思い起こして映画館を出る前にセルフ解決しているのかもしれないですね。
    私も映画が終わるまでには立ち直っていますが、こちらのきんモザEDを聴いた時の感覚が、私が映画EDを聞くまでの心の動きとそっくりなので(笑)

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  22. そういえば、日常系という事ですが、映画全体はともかく終戦以降の北條家の描写は日常系作品かもしれないですね。だから回復力がある。
    『厳しい現実』や『悲しみ』が背景にあっても、別段気にせず他の人と同じように元気に生活してる、その地続き感に癒しと勇気をもらえるのではないかと思います。メジャー所のオタク作品に詳しい訳じゃないのであってるか自信ないですが汗
    日常系萌え四コマ?も時々読みますが、『ラディカルホスピタル』とか『父とヒゲゴリラと私』とか、古いし四コマでもないですが、『退引町お騒がせ界隈』とか川原泉の短編とか、自分の好きな作品を思い返すと大体似たような所があります(笑)
    長々と蛇足失礼しました。

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    1. norさん、コメントありがとうございます!
      norさんの感情の動きが、これまで聞いた色んな感想ともまた違っていて、すごく興味深かったです。

      終戦以降の『地続き感』にはすごく共感しました。逆に言うと、その地続き感を感じるがゆえに、特にEDの子育ての映像が自分には猛烈に泣けてしまうんですよね。何で?って言われると難しいのですが、幸せと悲しさが表裏一体になっている感じに感動してしまうのかもしれません。

      自分の場合はエンディングで立ち直れずに、さらに追い打ちをかけられてしまったので、立ち直りきれないまま明るくなってしまったという感じでした(笑)
      norさんの説明には、他の方の色んな感想(特に見終わった後の感覚の驚異的なばらつき)がどうして起こるのか、理解するためのヒントになると思いました。

      ところで、『ラディカルホスピタル』や『父とヒゲゴリラと私』は存じあげなかったのですが、『父とヒゲゴリラと私』の方はちょっと見たところ良さそうな作品ですね。なんか好きな作品かもしれないと感じました。この時代の作品は結構見逃してるので参考になります。
      コメントいただきありがとうございました!

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  23. はじめまして
    今さらながらコメント失礼します
    そしてこれだけ時が経ったのにも関わらずあえて最初の素直な感想を。

    主さん、初見で立ち直れないほどのショックを受けたとのこと。
    これを見て泣けて感動出来るなんてマジで羨ましいです

    私?
    何が起きたのか理解が追い付かず、ボーゼンとしてましたよ、はい(笑)
    ただただ何かとんでもないものを見てしまったという畏れです。
    なぜか偶然会社の若者に教えられてたまたま公開初日に観れただけの私の頭をでっかい手でわしづかみにされた感じ。
    ↑お前ナニ言ってんだ?って感じですよね?
    はい、とにかく感想がまとまらなくて途方にくれてましたもん。

    これが初見の私でした。
    2回目でやっと涙を流し
    3回目は正月に田舎の両親連れて
    4回目の前に原作読んで

    やっと落ち着いて最近の感想が
    「片渕監督の誠実さが生んだ傑作なのかな」
    というまたしても抽象的なもの。

    もう自分の語彙力大キライです(笑)

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    1. コメントありがとうございます!初日にご覧になったんですね。それならまだ評判も少なかった状態での鑑賞ですから、驚きというか、不意打ち的なすごい衝撃だったのではないでしょうか。

      多くの方が高評価なのに、その表現が千差万別なのもこの作品の特徴ですよね。でも『とんでもないものを見てしまった』っていう感覚は共通かもしれません。自分も『感動のリミッター』が飛んでしまったような感覚は初めてで驚きました。

      でも逆に軽いPTSDっぽくなったので回数を見られなかったのが残念なんですよね〜4回ご覧になれたようでちょっと羨ましかったりして。見に行こうとすると体が硬直するような『畏れ』みたいな状態になってしまうので2回しか見てないのです(笑)

      匿名さまの場合、ある意味『感情のリミッター』が正常動作して感情を止めたのかもしれませんね。語彙力とおっしゃいますが、衝撃の強さはすごく伝わってきました!コメントありがとうございました。

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